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カテゴリ「鉄道旅行入門」の記事 Feed

2012年11月20日 (火)

【ヨーロッパ鉄道旅行基本講座】第5回「ヨーロッパの座席指定券、寝台券チケット」

地球の歩き方編集部の鹿野です。happy01

前々回に続いて、「ヨーロッパ鉄道旅行基本講座」第5回を掲載いたします。

今回は「ヨーロッパの座席指定券、寝台券チケット」というテーマです。sign03

●全席指定制列車と任意予約制列車train

ヨーロッパの列車は日本の列車と違い、ひとつの列車に指定席と自由席が同時に編成されていることは、ほとんどない

。利用するのに座席予約が必要な「全席指定制列車」、座席予約は必要ないが、座席予約ができる「任意予約制列車」、

座席予約もできない普通列車に分けられる。

「任意予約制列車」の場合、同じ車両に座席予約がされている席と座席予約されていない席が混在している。座席予約を

しないで利用する場合は、座席予約がされていない席を利用する。全席指定制列車場合、座席予約をしないで利用すると

罰金的要素が含まれた追加料金がかかってしまうので、注意が必要である。

夜行列車の場合、「全席指定制列車」でなくても、寝台やクシェット(簡易寝台)を利用する場合は、それらを予約しなければ

ならない。逆に「全席指定制」の夜行列車は、座席車利用の場合も座席予約が必要となる。

「全席指定制列車」でも「任意予約制列車」でも座席、寝台、クシェットを利用する場合は、予約とともに座席指定料金、

寝台料金が必要となることがほとんどである。

●座席指定券と寝台券train

 座席指定券と寝台券は、座席を指定したい場合や夜行列車の寝台やクシェットを利用したい場合に必要なチケットである。

これらはあくまで座席指定料金や寝台料金しか含まれていないので、別途、乗車区間をまかなえる乗車券や鉄道パスが

必要となる。座席指定券や寝台券だけでは列車を利用することができない。

包括運賃チケットの鉄道パス用割引運賃もこれに該当する。

 座席指定料金は、通常のユーロシティ(EC)やインターシティ(IC)など長距離列車の場合、€3~€10程度であるが、

  ユーロスターや タリスなど一部の高速列車では、鉄道パスを所持していても€30~€150の高額な料金がかかる。

 寝台料金は、国や利用するクラスにもよるが€30~€200程度必要となる。クシェットの場合は€20~€40程度である。

●全席指定制列車か任意予約制列車の見分け方train

全席指定制の列車の見分け方は、様々あるが「トーマスクック・ヨーロッパ鉄道時刻表」や現地の時刻表の場合、

[R]表記(□囲 みにR)があれば「全席指定制」の列車である。鉄道会社でのインターネットでの時刻表の場合、

英語ページで「compulsory reservation」の表示があれば、その列車は「全席指定制」となる。「包括運賃チケット」での

利用となる列車も、原則として「全席指定制」の列車である。

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6回は「インターネットで鉄道チケットを購入する(基礎編)」について解説します。

鹿野 博規

鉄道パス、鉄道チケットの購入について

オンライン購入の場合は「欧鉄オンライン」

http://rail.arukikata.com/

申込フォームでの購入や出発日10日前以降の申し込みは「地球の歩き方 旅プラザ」

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Ic125 Ice


鉄道の旅のご相談・お問合せは下
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2012年10月23日 (火)

【ヨーロッパ鉄道旅行基本講座】第4回「ヨーロッパの包括運賃チケットを知る」

地球の歩き方編集部の鹿野です。happy01

前々回に続いて、「ヨーロッパ鉄道旅行基本講座」第4回を掲載いたします。

今回は「ヨーロッパの包括運賃チケット」というテーマです。

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● 包括運賃チケットとは?


上記の「乗車運賃」、「特急・急行料金」、「座席指定料金」もしくは「寝台料金」を一本化したのが「包括運賃チケット」である。

近年、ヨーロッパの鉄道が格安航空会社やバス会社との競争のなかで、運賃の多様性を図るために増えてきている運賃であ る。

ロンドン~パリ間を結ぶ国際列車ユーロスターEurostar、パリ~ブリュッセル~アムステルダムを結ぶ国際列車タリスThalys

フランスのTGVなど高速列車や国際夜行列車、フランス、スペイン、イタリアの長距離列車、夜行列車で採用されていることが

多い。また原則、乗車運賃+特急料金+寝台料金という運賃体系でも、早割などの割引運賃の場合には、「包括運賃チケット」

と なる列車もある。

「包括運賃チケット」は、国によって運賃名称やルールは様々であるが、航空券でノーマル運賃というべき「普通運賃」(Full fare

と呼ばれることもある)に対して、早い申し込みに適用される早割運賃、往復利用に対して割引される「往復割引運賃」、利用時

年齢によって適用されるユース運賃(25歳以下)やシニア運賃(60歳以上)、ユーレイルグローバルパスなどの鉄道パス利用者に

対するパス割引運賃など様々な割引運賃がある。

 割引運賃は、閑散期や需要が少ない時間帯には多く設定されているが、繁忙期や混雑する時間帯、区間には、あまり

設定されていないことが多い。

      

包括運賃チケット購入の際の注意点

 鉄道会社や旅行会社のホームページで購入できるチケットの中には、包括運賃チケットとなるものがある。

購入の際は、利用日、利用区間、利用したい列車を決めないといけない。特に早割運賃やキャンペーン運賃は、普通運賃に

比べて大幅な割引となるが、格安航空券と同じように、チケット購入後の変更やキャンセル、払戻しが一切できない。

値段が安い分、それなりのリスクがある。「とりあえず安いから購入して、あとでキャンセルすればいいや」という考えで購入すべき ものではない。

普通運賃は値段が高いが、変更や払戻しの条件が良い。有料になる場合もあるが列車の変更ができ、多少のキャンセル

チャージはかかるが、払戻しも可能である。常に同じ運賃が販売しているわけではなく、割引運賃では、同じ列車でも昨日は

販売していたが、今日になっていたら売切れていたということもある。

鉄道パス用の割引運賃は、イタリア国内線、スペイン国内線などでは空席がある限りは販売しているが、フランスおよびフランス国内発着する国際列車(ユーロスターやタリスも含む)は、設定されている席が少ないため、乗車日当日に購入できない場合が

ある。フランスレイルパスでは、フランス国内線に限り、フランスレイルパス用の鉄道パス割引運賃(イージーアクセスとも呼ばれている)が販売されていて、空席がある限りは販売可能だが、通常の鉄道パス割引運賃よりは、高めの設定である。

 各国の鉄道会社のホームページや日本の旅行会社のホームページで、スケジュールを検索ができ、チケットが購入できるものが増えてきている。その際は必ず料金の条件をチェックしたうえで、購入すべきである。

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第5回は「ヨーロッパの座席指定券、寝台券チケット」について解説します。

鹿野 博規

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2012年9月24日 (月)

【ヨーロッパ鉄道旅行基本講座】第3回「ヨーロッパの鉄道パスを知る」

地球の歩き方編集部の鹿野です。happy01

前回に続いて、「ヨーロッパ鉄道旅行基本講座」第3回を掲載いたします。

今回は「ヨーロッパの鉄道パス」というテーマです。sign03

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鉄道パスとはtrain

 

鉄道パスは、国鉄もしくは民営化もしくは株式会社化した国鉄(日本でいえば、JRにあたる)の鉄道路線で利用できる周遊券である。

鉄道パスには、適用範囲の鉄道会社の乗車運賃、特急・急行料金が含まれている。座席指定料金や寝台料金は含まれていないので、全席指定制の列車の座席や夜行列車の寝台やクシェット(簡易寝台)を利用する場合は、別途追加料金がかかる。適用されるものは鉄道であることが原則であるが、鉄道が工事等で運休しているため代行として走らせているバスには適用されることが多い。また国際航路の乗船運賃など船舶にも適用される場合がある。

スイストラベルシステムで発行している「スイスパス」などを除いて、地下鉄、市バス、トラム等には利用できない。地下鉄が鉄道パスの対象となる鉄道会社の運営のものであれば、利用できるが数は少ない(例:イタリア・ナポリ地下鉄の2号線はトレニイタリア運営)。

鉄道パスのメリットとデメリットtrain

 適用範囲の鉄道会社であれば、どの区間でも利用できる。全席指定制の列車が増えてきているため、以前ほど乗り降り自由というわけにはいかなくなってきたが、全席指定制の列車が少ないドイツ、オーストリア、スイス、ベルギー、オランダ、チェコ、デンマークなどでは、乗るたびに窓口や券売機でチケットを購入する必要はないので、時間の節約や言葉の問題も必要ない。

逆に高速列車や長距離列車が全席指定制であるフランス、イタリア、スペインなどでは、乗るたびに予約と追加料金が必要となってしまう。しかし、鉄道での移動ルートが変更になっても、鉄道パスの範囲内であれば、乗車券ごと購入しなおす必要がないので、便利である。鉄道利用日が数日あって、1回の移動距離も長いようであれば、鉄道パスの利点を最大に活用できるだろう。

 鉄道パスはある程度の鉄道を使った周遊を前提としているものなので、1回の旅行で鉄道での移動が12回程度かつ1回の移動距離が短い場合だと割高になってしまう。

また早割運賃など多くの割引運賃が設定されているフランス国内の場合、鉄道での移動日や移動区間、利用したい列車が決まっているのであれば、割引運賃の組み合わせた方が安価になる場合がある。フランス国内線の場合、フランスレイルパスであれば問題はないが、ユーレイルグローバルパスなどユーレイル系の鉄道パス用の割引運賃の席数が少ない。夏季など繁忙期やパリParis~リヨンLyon~ニースNiceなど需要が多い区間は、現地でユーレイル系パス用の割引運賃が売切れている場合が多いので、鉄道パスが活用しづらい。

連続利用タイプとフレキシータイプtrain

 鉄道パスには2つのタイプがある。「連続利用タイプ」と「フレキシータイプ」である。「連続利用タイプ」は定期券のように鉄道利用日が期間で区切られているものである。利用期間内であれば毎日利用できるものである。例えばユーレイルグローバルパス15日間の場合、利用開始日が81日であれば815日の2359分までの15日間毎日利用できる。「フレキシータイプ」は有効期間内で、設定された利用日数分利用できるものである。利用日は利用者自身で決める。

例えばユーレイルグローバルフレキシーパス15(有効期間2カ月間)の場合、利用開始日が81日であれば、有効期限の930日までの2カ月間の中で15日分利用できるものである。81日から815日まで毎日使っても、2カ月間かけて15日分使っても大丈夫である。 「連続利用タイプ」の鉄道パスは数が少なく、ユーレイルグローバルパス、スイスパス、ブリットレイルパスの3種類で、それ以外の鉄道パスは「フレキシータイプ」である。

鉄道パスを使い始める前に行う「ヴァリデーション」train

 旅行会社やホームページ等で鉄道パスを購入した場合、そのままで利用することはできない。列車を利用する前に、鉄道パスを有効にする「ヴァリデーション」を行わければならない。「ヴァリデーション」とは、鉄道パスの券面に有効期間を記入してもらい、鉄道パスの券面にヴァリデーションスタンプを押してもらう。この「ヴァリデーション」は駅の窓口や日本の鉄道パスを発券した旅行会社で行う。利用者自身ではできない。この「ヴァリデーション」を忘れて、列車を利用した場合は、罰金対象となるので注意が必要だ。また駅の窓口であれば、どこでもできるというわけではなく、少なくとも所持している鉄道パスが有効な国もしくは鉄道会社の窓口で行う。例えばイタリアのみで有効なユーレイルイタリアパスを、有効範囲ではないフランスのパリの駅ではできない。一部の鉄道パスで国際線の車内でできるものがあるが、大半はできない。鉄道パスを使う際は、「ヴァリデーション」を忘れずに行おう。

「フレキシータイプ」の利用日記入についてtrain

 フレキシータイプの鉄道パスの、利用日の記載は利用者自身で行う。必ずボールペンなど消すことができない筆記用具で行う。鉛筆など消せるもので記載した場合、鉄道パスを没収のうえ、罰金が課せられることもある。また利用日が決まっているからといって、先に利用日を全て記載しないこと。

今後の鉄道パスについてtrain

 ここ数年で新規の鉄道会社による参入がでてきている。日本とは異なり、同じ線路で複数の会社が列車を運行させている。代表的なものは、イタリアのミラノ~ローマ間で運行しているNTV社の高速列車「.italo」、オーストリアのウィーン~ザルツブルク間で運行しているWestBahnWB)などがあり、これらは鉄道パスで利用することができない。このように、以前とよりも鉄道パスで自由に旅をしづらくなってきているが、時刻表を活用して、プランニングをしていけば、まだまだ鉄道パスは活用できるだろう。

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4回は「ヨーロッパの包括運賃チケット」について解説します。flair

鹿野 博規

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2012年9月10日 (月)

【ヨーロッパ鉄道旅行基本講座】第2回「ヨーロッパの鉄道チケットを知る」

地球の歩き方編集部の鹿野です。happy01

前回に続いて、「ヨーロッパ鉄道旅行基本講座」2回を掲載いたします。今回は「ヨーロッパの鉄道チケット」というテーマです。

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●列車を利用するに何が必要かsign03

 複数の国が陸続きで結ばれるヨーロッパでは、複数の鉄道会社があり、多くの列車が運行している。複雑に見えるが、必要なものは以下の4つである。wink

①乗車運賃

②特急、急行料金

③座席指定料金

④寝台料金(寝台・クシェット:簡易寝台)

①乗車運賃は、どの列車でも最低限必要なものである。ローカル列車や近郊列車、普通列車は乗車運賃のみで利用できる。

②特急・急行料金は、国内幹線列車であるインターシティInterCity(略称IC)や国際幹線列車であるEuroCity(略称EC)を利用する場合に必要な追加料金である。日本では特急や急行に該当する列車が対象である。

③座席指定料金は、座席をあらかじめ確保する場合に必要な料金である。全席指定制の列車の場合は、乗車運賃と特急・急行料金のほかに、この指定料金が必要となる。指定をするには、乗車日や乗車する列車をあらかじめ決めることになる。

④寝台料金は、夜行列車に編成されている寝台車やクシェット(簡易寝台車)を利用する場合に必要な料金である。寝台車の寝台料金には朝食(簡素なものが多い)代が含まれていることが多い。寝台料金は座席指定料金と同じく、指定をするには、乗車日や乗車する列車をあらかじめ決めることになる。

●列車のチケットタイプtrain

 日本の旅行会社などで購入できるヨーロッパの列車チケットは、以下の4つに分けられる。wink

①鉄道パス

②区間乗車券

③包括運賃チケット

④座席指定券・寝台券

①鉄道パスは、「乗車運賃」と「特急、急行料金」が含まれた周遊券である。鉄道パスは、利用する国単位で商品が構成されている。

②日本で購入できる区間乗車券は、鉄道パスと同じく「乗車運賃」と「特急、急行料金」が含まれた乗車券である。利用する区間単位での範囲となる。イタリア国内の区間乗車券は、普通列車や快速列車に該当する「レジョナーレ(R)」や「レジョナーレ・ヴェロチタ(RV)」のみで利用できる。

③包括運賃チケットは「乗車運賃」、「特急・急行料金」のほかに「座席指定料金」もしくは「寝台料金」が含まれたものである。利用する列車単位での販売となるため乗車日はもちろんのこと乗車する列車も決めたうえでの購入となる。

④座席指定券と寝台券は、「座席指定料金」もしくは「寝台料金」が含まれたものである。利用するには乗車運賃に該当する「鉄道パス」や「区間乗車券」が別途必要となる。「座席指定券」や「寝台券」だけでは利用できない。

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3回は「ヨーロッパの鉄道パス」について解説します。

鹿野 博規

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2012年8月21日 (火)

【ヨーロッパ鉄道旅行基本講座】第1回「ヨーロッパの列車を知る」

地球の歩き方編集部の鹿野です。happy01

これから数回に亘り、「ヨーロッパ鉄道旅行基本講座」を連載いたします。bus

今回は第1回目として「ヨーロッパの列車を知る」というテーマです。

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1.「ヨーロッパの列車を知る」

1-1ヨーロッパの列車の種類sign03

ヨーロッパの鉄道は、様々な国が陸続きとなっており線路で結ばれている。

そのため、国ごとに列車の種別があり、一見複雑そうに見えるが、大まかに

分ければ、以下のようになる。

①高速列車

→代表的なもの

Eurostar(国際列車:イギリス・フランス・ベルギー)

・Thalys(国際列車:フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ)

TGV(フランス:国際線もあり)

ICE(ドイツ、オーストリア、デンマーク:国際線もあり)

RJ(オーストリア:国際線もあり)

ES-AV(イタリア)

AVE(スペイン)

②長距離列車

→代表的なもの

EC(国際列車:ヨーロッパ全般)

IC(国内列車:ヨーロッパ全般)

EN(国際夜行列車:ヨーロッパ全般)

CNL(ドイツ国内および国際夜行列車)

Hotel(スペイン国内および国際夜行列車)

ICN(イタリア)

D(スイス・オーストリア・中欧諸国では国際夜行列車)

Ex(ポーランド、スロヴァキアなど)

③中距離列車

→代表的なもの

IRE(ドイツ)

IR(スイス、ベルギー、ポルトガルなど)

RE(ドイツ、スイスなど)

RV(イタリア)

MD(スペイン)

④普通列車

→代表的なもの

RB(ドイツ)

R(イタリアなど)

TER(フランス)

REGIONAL(スペイン)

⑤近郊列車

→代表的なもの

S-bahn(ドイツ、スイス、オーストリアなど)

S-tog(デンマーク)

RER(フランス)

Cercanías(スペイン)

■高速列車は日本で言えば「新幹線」に該当し、各国の代表的な列車となり最上級のカテゴリーとなる。

必要な運賃も一番高いものとなる。

ドイツ国内線のICEを除き、全席指定制の列車がほとんどである。

■長距離列車は、日本で言えば特急列車や急行列車に該当する。

代表的なものを挙げるなら、

国際列車であるユーロシティ(略称EC)、

国際夜行列車であるユーロナイト(略称EN)、

国内列車であるインターシティ(略称IC)がある。

これらの停車駅は各国の主要駅のみである。

スイスの人気の観光列車であるグレッシャー・エクスプレス(氷河急行)

やベルニナ・エクスプレスは、D扱いとなり「急行」に該当する。

これらの列車を利用する場合は、乗車運賃のほかに「特急・急行料金」が必要となる。

■中距離列車は、日本で言えば快速列車に該当する。

普通列車と比べ、停車駅が少ないが乗車運賃のみで利用できるのが大半である。

■普通列車は各地方の地域内で運行しており、運行区間も近距離となる。乗車運賃のみで利用可能である。

■近郊列車は、パリ、ベルリン、マドリッド、バルセロナなど比較的大きな都市と近郊を結んでいる。

1-2:1等車と2等車

Dsc_7139_2Dsc_7140_2【写真】オープンサロンタイプの座席(イタリアのES-AV) 左)横1+2席の1等車  右)横2+2席の2等車

日本のJRに普通車とグリーン車があるように、ヨーロッパの列車でもクラスが分けられている。

グリーン車にあたるのが1等車、普通車にあたるのが2等車である。

一部の高速列車や夜行列車には特等にあたる最上級クラスが設定されているものもある。

日本の新幹線や特急列車と同じようなオープンサロンタイプの座席の場合、基本的には1等車は横1+2席、2等車は横2+2席である。2等車でもJRのグリーン車と同じ座席配列である。

個室タイプのコンパートメントタイプの座席の場合は、1等、2等車ともに6人席の場合が多いが、

1等車のほうが2等車と比べ、個室のサイズや座席サイズが大きい。

夜行列車の場合、国や路線によってルールは異なるが、1人部屋は1等、2~4人部屋が2等の場合が多い。

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第2回は「ヨーロッパの鉄道チケット」について解説します。

鹿野 博規

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右)TGV(フランス)


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2010年10月25日 (月)

時間の余裕を

先日、イギリスに出かけた友人から、
ユーロスターのストライキに遭遇して予定が全て狂ったweep」という悲しい現地レポートをもらいましたsweat01
ストは本当に不運としか言えず、ただただ同情する事しか出来ず残念な気分bearingでいた時、ふと私の最初の鉄道旅行の事を思い出しましたslate

Photo イギリスの南西部の街PlymouthからLondon へ寝台で出向き、翌朝そのまま乗り継いで目的地のパリへユーロスターで渡る計画subway
座席寝台ではなかなか熟睡出来ず、やっとロンドンに到着したと思いきや、何だか様子がおかしいdash

到着時間を大幅に遅れて列車のドアが開きホームに出ると、沢山の乗客が駅員にたかっていた。

全く事情が分からず四苦八苦して掴んだ情報は、当初到着予定駅であるLondon Paddington駅に何かの事情で到着出来ず、別の駅に到着したとの事。
これは大変sign01sign01sign01」ユーロスターのチケットを見せて「乗り遅れるsign01」と私も駅員にたかったbomb
その甲斐あってか駅員はタクシーを手配してくれ、出発10分前ぎりぎりに当時ユーロスターが出発するLondon Waterloo駅に到着し、何とか災難を逃れて奇跡的にパリの到着shineできました。

初鉄道旅行を終えて、この一大事件を家族に話した時の父の言葉は、『旅にトラブルはつきもの』。
当時は冷めた反応に少し反感を覚えましたが、日本では考えられない様な事が普通に起こります
そのアクシデントに対処するためには、時間の余裕が必要ではないでしょうかconfidentheart01
あれから十数年たった今でも私はヨーロッパに行くと1時間前行動を取ります。

皆様も計画を立てる時は、時間の余裕を大切に
japanesetea
そして、鉄道旅行の際には鉄道パスを。
私の初旅行の様なイギリス国内移動→ロンドン→パリの様な移動であれば、ブリットレイルパスがお勧めです。
現在ブリットレイルパスが20%オフで購入できるキャンペーンを行っています。是非この機会をお見逃しなくlovely

memopen 地球の歩き方・ヨーロッパ鉄道カウンター スタッフN

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2010年9月14日 (火)

鉄道パスの乗り降り自由さが活用できる国と活用できない国

地球の歩き方編集部の鹿野ですsmile

ユーレイルグローバルパスをはじめとして、ヨーロッパで利用できる鉄道パスは多くある。
昔なら「国鉄の列車なら乗り放題、好きなときに好きな列車に乗り降り自由」といった案内もできたが、最近はそういった謳い文句が言えなくなってきてしまったsweat01

今回は鉄道パスで元を取る話は置いておいて、
鉄道パスの乗り降り自由さが活用できる国と活用できない国について説明しよう。

まず鉄道パスとは、日本でいえばJRにあたる旧国鉄(今は大半が株式会社化や民営化をしていて国鉄もしくは国営鉄道と呼べるものが少なくなった)の乗車運賃とECやICなどの特急、急行運賃が加わった周遊券である。

パスが活用できる国とは、それらの運賃だけで利用できる列車が多く、かつ旧国鉄の路線網が多い国である。活用できない国は、その逆である。

flagheart02活用できる国
Pass1 イギリス、ドイツ、オーストリア、スイス、デンマーク、オランダ、ベルギー、チェコ、フィンランド、アイルランド、ノルウェー

これらの国は夜行列車や一部の高速列車を除いて、鉄道パスだけで利用できる列車がほとんどである。主要都市間を結ぶインターシティ(IC)などの長距離列車も鉄道パスだけで利用できる。ドイツの場合は、さらに高速列車ICEもパリ行の国際便を除けば、鉄道パスだけで利用できる。「列車は乗り放題、好きなときに好きな列車に乗り降り自由」といった昔の謳い文句が言える国である。

flagnotesやや活用できる国
Pass2イタリア、スペイン、ポルトガル、スロヴァキア、スウェーデン、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニア、ギリシア、クロアチア、スロヴェニア、ポーランド

これらの国は、主要都市間を結ぶ長距離列車が全席指定制となっているが、空席さえあれば、座席指定券料金レベルの追加料金で済む国である。長距離列車を利用するたびに、座席指定(=予約)をしなければならない面倒くささはあるが、席さえあれば利用できるので、鉄道パスの自由さはまだある国と言えるだろう。

flagheart03活用できない国
フランス

Pass3 フランスは、なぜか鉄道パスに冷たいweep
TGVをはじめとする大半の長距離列車(そのほとんどもTGVだが)は、全席指定制である。さらに航空券やホテルと同じく価格による空席調整を行っている。
座席は空いているが、鉄道パス割引用の格安運賃は売切れで、高い普通運賃なら販売する」ということが多くある。元々鉄道パス割引用の座席の設定数は少ないので、乗車日に鉄道パスを持って窓口に行っても、鉄道パス用の割引運賃が取れる可能性は少ない。
昨年から「フランスレイルパス」所有者に関しては、空席がある限りは、「鉄道パス割引運賃」で売ることが可能になったが、あくまでフランスレイルパスだけで、ユーレイルグローバルパスなどの他の鉄道パスは対象外である。けちくさい話であるdash
さらにこの「フランスレイルパス」用の割引運賃も、普通運賃よりは格安なのは確かなのだが、通常のパス割引運賃と比べたら、はっきりいって高いdollar
その一方で、早割運賃でタイミングと区間によっては「フランスレイルパス」用割引運賃に近い価格の格安チケットも売っているフランス国鉄は、鉄道パスには冷たい国といっても過言ではないだろう。
当然、フランス発着の国際列車(TGV、ユーロスター、タリス)も同じように全席指定制かつ空席調整を行っている列車なので、鉄道パスを使って利用する際は注意しようsign01

このように行く国によって、鉄道パスが便利に使える国もあれば、そうでもない国がある。鉄道旅行のルーティングを組む際は、これらのことを頭に入れておくと良いだろう。

memopen 鹿野 博規


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2009年11月13日 (金)

真っ赤な高速列車<タリス>

先月、10日ほどベルギーへ行ってきましたnotes
あいにく列車には乗らなかったのですが、今回はベルギーにかけまして、
ベルギー&オランダ旅行には欠かせないsign02真っ赤な高速列車についてご紹介しますheart

Photo この真っ赤な高速列車<タリス>は、
ベルギー・ブリュッセルを中心にオランダのアムステルダム、フランスのパリ、ドイツのケルンまで運行されている高速列車です。

ドイツやフランスに旅行時に、
ちょっとブリュッセルのグランプラスやアムステルダムのゴッホ美術館に行ってみようsign01』と思った時や、
ベルギー&オランダ旅行時に、パリのオペラ座やケルンの大聖堂まで足を運んでみたいわkissmark』なんて思った時にも利用できます。

【写真説明】 鹿ちゃんが撮影した高速列車<タリス>

dangerしかし、ここでご注意ですcoldsweats02

この<タリス>は『全席指定列車』ですので、事前に予約が必要です。
『鉄道パスを持っているから乗っちゃえ~♪』という感じでご乗車してしまいますと、検札時に罰金を取られてしまいますdollardollar

また、チケットにも、
【普通運賃】以外にも、【パス割引運賃】【早割運賃】【シニア運賃】と色々種類があり、
席数も限られていますので早めの予約をお勧めしますwinkheart04

システム的にはフランスのTGVと一緒ですね。
(以前にブログでTGVの予約について掲載してますのでそちらも参考してみて下さい。)

Photo_2 gemini これからヨーロッパを友達と周遊しようと計画している学生のみなさん、

xmas クリスマスはドイツ&ベルギー&フランスへ!、

bell 年末年始はヨーロッパで・・・と考えている方、

・・・など、
ベルギー&オランダ旅行時にはタリスへ乗車してみてはいかがでしょうかhappy01

Photo_3
【写真説明】
上:ブリュッセルでも有名なグランプラスにある市庁舎
右:楽器のサックスを開発したアドルフ・サックスさんは、実はベルギーのディナン出身です

From 地球の歩き方「旅プラザ」スタッフ 鹿鉄メンバーの最年少N


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2009年10月 2日 (金)

フランス旅行 ~打刻とは?~

地球の歩き方 旅プラザ 小川ですnote

鹿ちゃんがスイスへ逃亡dashして連絡が取れない!!と言われ、
急遽代打で登場しました。shine

さて、私からは鉄分薄め!鉄道初心者へ向けての
フランス旅行において気をつけなければいけない事・入門編
trainをご紹介します。


Rail1
皆様フランスの駅でよく見かける

Compostage des Billets」と書かれた

黄色orオレンジ色のボックス型の機械はご存知でしょうか?





こちらただの機械じゃございませんsweat01sweat01






Rail2

「何コレ~可愛いnote あははっheart02

とスキップをしながらスルーして列車に乗ってしまうと、

検札員にまんまとyen 罰金 yenを取られてしまいます。



フランスで買ったチケットticketは、

乗車券でも座席指定券でも

必ずこの機械で打刻をしてから列車に乗るようにしましょう!



Rail3
基本的に日本で発券した座席指定券に関しては

打刻は不要と言われてますが、

検札員によっては「罰金だー!annoy

と言ってくる人もいるようなので

とりあえず何でも打刻をしておけば間違いないデスgoodshine








個人的にフランスは田舎に魅力が隠されていると思います。

例えば・・

Rail4
アルビ写真

アルビ ロートレック美術館の庭園












Rail5_2
サンテミリオン写真

眼下にぶどう畑が広がるサンテミリオンの街並み












息を呑んでしまうような美しさshineですよね。

このようなフランスの田舎を鉄道を使ってゆっくり旅をしてみてはいかがでしょうかlovely


Rail6Rail7




【写真説明】左:フランスのイケメン  右:地球の歩き方ガイドブックと鉄道チケット

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2009年9月18日 (金)

オランダ、ベルギーのインターシティ

Photo よくヨーロッパの鉄道パスやチケットを旅行会社等に卸しをしている会社の担当者と話をしていると、

オランダやベルギーのインターシティの話題が出る。

インターシティ(IC)は、日本で言えば特急に該当する列車で、

ドイツなどの一般的なヨーロッパ諸国では、座席予約が可能な列車である。

ポーランド、スロヴァキア、ハンガリーなどの中欧諸国やイタリアでは、全席指定制にしている場合もある。

Photo_2 しかし、オランダやベルギーのインターシティは、特急というよりも快速に近い考え方をしている。

確かに他の列車と比べて停車駅が少なく、

国内列車では、最上級のカテゴリーであることには違いはないが、座席を予約することができない。

アムステルダム~ブリュッセルを結ぶ国際インターシティ「ベネルクストレイン」も、国際インターシティでありながら、座席予約をすることができないのだ。

座席予約ができないから、不便かといえば、そうではない。

主要都市間であれば、大半は1時間に1本以上は運行されていて、よほどのことが無い限り、座席に座れないことはない。

Photo_3 違った視点で見れば、乗車券やユーレイルグローバルパスなどの鉄道パスを持っていれば、好きな時に乗り降りができる便利な列車である。

フランスやイタリアなどでは、長距離列車の多くが全席指定制となりつつあるなかで、ありがたい国である。

オランダやベルギーは鉄道パスで旅行しやすい国でもあるし、
ヨーロッパ鉄道旅行の初心者向けの国と言っても過言ではないと思う。

もしオランダやベルギーに行く機会があれば、鉄道を利用してみるのもいいだろう。

[写真説明]
左上:オランダのインターシティ、左下:オランダのインターシティの座席(座席番号や予約札が無い)、右:国際インターシティ「ベネルクストレイン」

memopen 鹿野 博規

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